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すべて生身の人間を相手にしたビジネス社会であり、その中で同僚や仲間としのぎを削って壮絶な戦いを暗黙の中で行っているのですから、少なくとも、自分で何かを企画するなどして世の荒海に乗り出さない限り、出世をしたり金持ちになることなどありえません。 世の中に情熱を燃やして何かに貢献するということは、必ず「人」を得、「お金」という対価で集約されるようになっています。 それが現代社会の基本的な約束ごとなのです。 ですから、会社なり企業の中で何一つ情熱を持って貢献したことのないような男は、たとえ悪人でなくても、世の中から見捨てられるのは当然であります。 景気が少し良くなっているとはいえ、昔のように頑張ればだれでも金持ちになれる時代ではなく、素質や才能に恵まれた一握りの人だけしかこの世の春を謳歌できなくなってきているのです。 自分は何も悪いことをせず一生懸命頑張っているのに、会社は評価してくれないし良い運勢に恵まれないことが多いと悔やむ人は多いものです。 しかし、何かに情熱を燃やし物事を成し遂げたことがあるのかと問えば、それはないと答える。 それでは出世はおろか開運のしようがないではありませんか。 この世は神仏を相手に生きているのではありません。 まずは、思い切って、たとえ小舟であっても、荒海に乗り出しビジネス社会で貢献することが肝要です。 そのためには、冷徹さや厳しさ、それに自尊心も必要で、それらがなければ、ビジネス社会の荒海を乗り越えることはできません。 景気の良かった一昔前なら、どこの会社も強引に仕事を取ってこなくても、適当に仕事は回ってきており、利益も出ていたのです。 ペコペコ頼んでおけば、相手が二流だったから、それで通ったのです。 会社ははじめから巨大で、一流大学を出ていさえすれば、デスクに座っているだけで出世できたのです。 しかし、現在生き残っている企業は一流の企業であり、そこで活躍しているのも一流の男ですから、適当に仕事を頼んで引き受けてもらえるほど甘くはありません。 また、会社はいつでも合併か倒産の不安を抱いていて、自分から動かないと出世しないどころか、クビになってしまうのです。 そこで勝ち残るのは、情熱、厳しさ、強引さのある「いい男」なのです。 「情熱なき者は、善人にも悪人にもなれない」のです。 |
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