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人間には、話し方にしても歩き方にしても、自分のペースがあるもので、それがある意味その人のテンポといえるかもしれません。 また、出世にも早熟型と晩成型があって、早く出世する人もいれば遅く出世する人もいます。 現代はスピードが求められており、とくに男性は身についたテンポというものがあって、それがたまたま遅いことがあります。遅くても自分に合ったテンポなら、それで能力がいちばん発揮できます。だから、女性は男性のテンポを見極めることが大切です。 ゴルフをいっしょに回れば、すぐわかるはずです。万事、ゆるゆると進めていくタイプの男の尻を叩いてばかりいると、そこから亀裂が生じてきます。 ★ 男が結婚したいと思う女性は、自分固有のテンポを理解できる柔軟性のある人です。 それに、ビジネスマンの出世競争では、はじめから先を走るのはあまりいいことではありません。競馬のように数分間で終わってしまうゲームなら、先行逃げ切りという手もいいでしょうが、何十年もかかって一歩一歩階段を登っていかなければならない出世競争では、途中で何が起きるかわかりません。 さらにいえば、現代はあらゆる面で変化が激しいから、いま主流であっても10年先も主流である保証はありません。目先の計算どおりにいくものではないのです。 ところが女性も家にばかりいると、視野が狭く、先を読む力に劣る人も出てきます。職業でも、医者や弁護士がいいとなると、子供を何がなんでも医者や弁護士にしようとします。 ですが、一流企業であろうと、いかなる職業であろうと、それらの価値観は時代とともに変わっていきます。 ★ お互いの呼吸が合わないと結婚は継続できない 亭主についてもこの調子で、妻がひとり相撲をとっている家庭は少なくありません。それに輪をかけているのは、弱くなった亭主で、昔なら「女がよけいな口出しをするな」のひと言ですんだのでしょうが、いまはガミガミ言われっぱなしの状態です。 どこの家庭も母親が子供や夫にガミガミいっているものですが、「早く、早く」とせきたてて、それで効果があるのかといえば、まずほとんどないでしょう。 長年連れ添った夫婦は、言葉を交わさなくても、お互いに相手の考えていることはわかります。「お茶くれ」といわなくても、飲みたいときに出てきます。これは二人の息がぴったりと合っているからです。 必ずしも女性のほうが男性のスピードに合わせなければならない理由はありませんが、二人のテンポが合わないと、いろんな点でギクシャクしてきます。双方が歩み寄る形であっても、いっしょに並んで走れるスピードに調節する努力が大切です。 つまらないことで、モメることが多くなったと感じたら、一度、二人のスピード感を点検、調整してみるといいでしょう。 意外な解決策がそこから見つかるかもしれません。
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