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女性は、「夫は甲斐性がなくても優しかったら、結婚してもいい」と言う人が多いようですが、ある程度歳をとってきますと、だんだんと近所の奥さん方に愚痴るようになるものです。 「夫の給料がいつまで経っても、上がらない」 「体力が落ちているだけでなく、気力もなく出世しようとする気概がない」 「浮気はしないと約束していたのに、浮気をするようになった」 「生活費が少ないのに、休みのたびにパチンコに行く」 「いつもだらしない格好で出かける」 などなど。 若い頃は、こういうつまらないダメな男が格好良く見えて、「愛があれば、何でも乗り越えられる」などと声高々に叫び、親の反対を押し切って結婚した人の哀れな末路なのです。 それでは彼女たちはどのようにして騙されたのでしょうか。 結婚したときの理由を少し検証してみましょう。 甲斐性のないダメな男に限って、女性の弱みを知り尽くしているのです。 要は、母性本能をくすぐっているのです。 ・甘えるようなしぐさや言葉 ・自虐的で支えてあげなければ、今にも死にそうな雰囲気を出す ・孤独で寂しそうな雰囲気をかもし出す ・疲れたそぶりや弱気な発言をする 女性というのは、こういう男の弱さを見せると、母性本能が刺激されて守ってあげたいという気持ちに自然になってしまうのです。女性に罪はありません。 全ては、出発点に問題があるのです。 そして、子どもができると、女性は当然子どものほうに母性本能を発揮して夢中になってしまい、子どものままである大人のほうは、邪魔者扱いをするようになるのです。 それでも、少しは仕事ができるとか、給料が上がるとか、しっかりした子どもの教育ができれば、我慢もできるでしょうが、母性本能をくすぐることしかできない男に期待するものなどひとつもありません。 ダメな男が30歳を過ぎたら、突然変異のように才能が開花したり、難しい仕事が急にできるようになることなどありえないのです。 「こんな情けない男と結婚するのではなかった」と言ってみても、後の祭りで、ちょううど高価なワインの味を知らなかったため、赤玉ワインを「これは甘くて高価なワイン」だと思って飲んで満足していたようなものです。 |
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